第2回かめかっぱチャンネル
カメユキ(以下カメ)「第2回かめかっぱチャンネル~」
かっぱ巻き(以下かっぱ)「いぇえええい!」
カメ「ということで始まりました。一週間ぶりですね、何してました?」
かっぱ「何してたっけ」
カメ「記憶喪失かな?」
かっぱ「いや入院生活だから」
カメ「入院生活か、それは大変だ。入院といえば、健康診断の結果が返ってきましてですね」
かっぱ「おっ、コレステロール値か?」
カメ「尿酸値が高かった(笑) 痛風になっちゃう」
かっぱ「ウケる(笑)」
カメ「痛風もちの17歳JKはやばい(笑) と、まあ前置きはこのくらいにしまして」
かっぱ「はい」
カメ「今日のテーマはですね、例大祭で私たちが頒布しました『M.M.M.』の楽曲について、
それぞれ振り返っていきたいなと思います」
かっぱ「あれ、自己紹介続くって言ってなかったっけ」
カメ「それは話題が無くなったら(小声)」
かっぱ「いつになるんだ……」
カメ「次くらいかな(笑) とりあえずまだ話題がHOTなうちに例大祭の新譜を振り返っておきたいなと
思います。HOTじゃなくて生ぬるいくらいだけど」
かっぱ「はい」
カメ「今回、作った4曲のうち、とりあえず1曲ずつ振り返っていこうか」
かっぱ「じゃあまず1曲目」
カメ「俺からかな。『フジミジフ』、唯一のヴォーカル曲ですね。これ、楽曲の何から決まったかって、
まずタイトルから決まったんだよね」
かっぱ「へー」
カメ「そもそも妹紅の曲を書きたいと思って、どういう曲にしようかなあって思ったときに、
パッと思いついた回文がこのタイトルだった。そこから曲を組み立てていったって感じなんだよね」
かっぱ「そのタイトル、最初に見たときになんの意味か分からなかったけどね」
カメ「確かに。実は最初漢字だったの。なんか“夜露死苦”みたいな感じになっちゃって(笑)」
かっぱ「暴走族だ」
カメ「そうそう。で、字はね、“不死身”に“自負”って書くんだけど。不死身なことに負い目を感じてるって感じですね」
かっぱ「負い目を感じた曲だったのね」
カメ「そう、だから少し暗い歌詞になってるわけ」
かっぱ「この歌詞が『M.M.M.』のキャッチフレーズとなったわけだけど、一曲目から負い目を感じる
曲って……(笑)」
カメ「でも、本来の自負っていうのは、優れていることを信じてるって場合で使うじゃん。だから自分の中で、負い目を感じてるっていう意味もありつつ、本来の意味の、不死身であることに誇りを持っているっていう気持ちもあるっていうのを。だんだん前向きになっていくっていう歌詞になってます」
かっぱ「ほ~」
カメ「だから“自負”には二重の意味が込められています。最後のほうは転調したりとかしてちょっと明るめな歌詞、今回のアルバムのキャッチフレーズにもなってる“後悔より進め! ほら前を向いて”っていうのも、ちょっと前向きなものになってる」
かっぱ「そういえば歌詞の中にロミオがたくさん出てくるけどジュリエットいないの?」
カメ「それね(笑) 実は、まずタイトルができて、その次にメロディーができて、その後歌詞を考えたの。タイトルを歌詞に落とし入れる場所は決めてたんだけど、他どうしようって考えたときに、ふと思い浮かんだのがロミオっていうフレーズだったっていう。で、俺『ロミオとジュリエット』よく知らなかったから
ググったわけよ。そうしたらすれ違いのお話みたいになってて、詳細は異なるけど何となくかぐもこ
じゃんって思って。妹紅自身の曲でもあるんだけど、輝夜のフレーズが途中出てきたりとかして。
妹紅を主人公と置いてるんだけど、時々輝夜の存在がちらつくって意味で。
ああ良いじゃんロミオみたいな」
かっぱ「ああ妹紅! あなたはどうして妹紅なの?」
カメ「そんな感じです。じゃあ2曲目」
かっぱ「『序曲「秘封叙事詩」』ですね!」
カメ「長くなりそうだなぁ(小声)」
かっぱ「この曲のストーリーを語りたいところではあるんだけど、秘封っていうのは人それぞれの秘封が存在しているから、これはこういう秘封ですよって言っちゃうと秘封の広がりが消えうせてしまうわけよ」
カメ「熱い(笑)」
かっぱ「かといって語らないとは言っていないけどね。『序曲「秘封叙事詩」』はですね、おおまかに分けると、前半がside蓮子で後半がsideメリーなんですよ」
カメ「ほう、前半が蓮子で後半がメリー。と、いいますと?」
かっぱ「前半だいたい7~8分までが蓮子で、最後の方がメリーの視点で描かれています。で、一応side蓮子とsideメリーで時系列的には同時なのよ」
カメ「はい」
かっぱ「まずside蓮子の方だけど、舞台としては片田舎にある教会の裏手の墓地。だから鐘の音っていうのは教会の鐘の音なのよ。その音を聞きながら蓮子を歩を進めている」
カメ「うん」
かっぱ「まあ簡単に言っちゃえば葬式なんだよね」
カメ「はい、存じ上げております(笑)」
かっぱ「葬式に向かう蓮子なの。で、西洋の葬式を正直あまり知らないのだけれど、おそらくこんなんだろうということで、棺を教会の中から墓穴まで運んでいって、それから埋めるっていうものを想定してます。その棺を運ぶ足音もだんだんと近づいてくるわけ」
カメ「重い……」
かっぱ「蓮子は悲痛な面持ちで、その棺に土がかけられていくところを眺めながらこれまでの秘封倶楽部の活動を思い返しては目の前の現実を受け入れられずにいる、っていう曲です」
カメ「重い……(2回目)」
かっぱ「そこで鐘の音が遠くから聞こえてきてsideメリーにいくんだけど、メリーのほうは自分が死んだとあまり感じていないわけよ」
カメ「は?」
かっぱ「最初、暗闇のなかにメリーはいるんだけど、どこからか羊の鳴き声が聴こえてくる。その羊の鳴き声につられてメリーが歩いていくとだんだんと景色がひらけていって、いつの間にか幻想郷に至る。だから最後は『宇宙に浮かぶ幻想郷』なのよ」
カメ「あー、なるほどね」
かっぱ「現実サイドで蓮子は泣き喚き悲痛な面持ちで棺にすがり、一方メリーは羊に誘われ幻想郷に降り立つ」
カメ「その後どうなっていくかっていうのは」
かっぱ「『ネクロファンタジア』が原曲に入ってる辺りでお察し」
カメ「あっ(察し) そういう世界観なんだね。壮大だな……。もう書ききったんじゃないの? 秘封は」
かっぱ「いや?」
カメ「…はい、すいません」
かっぱ「とりあえず『序曲「秘封叙事詩」』はそんな感じでございます」
カメ「ありがとうございます。さて時間も長くなってまいりましたので、今回はこの辺で。あとの2曲は後半に、また来週に語れればと思います!」
かっぱ「はい!」
カメ「実はこの『M.M.M.』、委託が始まりましたので! メロンブックス様にて、アルバムの委託と、DL委託、両方行ってます」
かっぱ「是非ポチってネ!」
カメ「全国どこへでも配送できるはずなので」
かっぱ「DLは送料もかからないからね」
カメ「沖縄にいても大丈夫!」
かっぱ「海外にいても大丈夫!」
カメ「そんな感じで、第2回かめかっぱチャンネルでした!」
かっぱ「また来週~」
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