第15回かめかっぱチャンネル
カメユキ(以下、カメ)「はい、始まりました。第15回かめかっぱチャンネル~!」
かっぱ巻き(以下、かっぱ)「いえーーい!」
カメ「いえーい(低い声)…実は、今疲労困憊なんですけど」
かっぱ「それはまたどうして」
カメ「(自然な導入)。はい。かめかっぱのTwitterの方でも紹介させていただいたんですけれども。私、9/23(土)『針の音楽団』の演奏会に乗ってきてですね。東方オンリーの吹奏楽曲を演奏してきました。曲は全て、かの有名な白鷺ゆっきー氏の編曲だったんですけど。いやぁ、疲れました、マジで」
かっぱ「いや、聴きに行ったけどね。大曲すぎて聴いてる方もね(笑)」
カメ「ほんと長い曲ばっかりで」
かっぱ「でも素晴らしい曲だったよ」
カメ「うちのサークルと方向性は若干違うかもしれないけど。クリエイティブな視点に立つと得られるものは多かったんじゃないかなって思います」
かっぱ「そうね。吹奏楽は普段あんまり聞かないからなぁ」
カメ「オケ主体だもんな」
かっぱ「うん」
カメ「その演奏会で実は、貴重な体験をしまして。皆さんから色々差し入れをいただいたんですよ」
かっぱ「ほうほう」
カメ「その中の一つにかっぱ巻きっていう方からの差し入れがあって。それが何とも特殊で、分厚くて、非常に有りがたいものだったんですよね」
かっぱ「やっぱりね、差し入れとか貰うと嬉しいもんね」
カメ「ホントに嬉しい。こんな気持ちになったの初めてってくらいで」
かっぱ「それで何を貰ったんでしょう」
カメ「ゼクシィっていうんですけど」
かっぱ「ゼクシィ」
カメ「まじ…なんだよこれ!くっそ分厚いんですよ。今、手元に原本があるんですけど。1384ページ、オールフルカラー」
かっぱ「すごいな、しかもおまけ付き」
カメ「そう、おまけ。ハート掴みすぎるスヌーピー。鍋掴み鍋敷きセット」
かっぱ「使えるね」
カメ「それと、花嫁のための結婚準備三冊パック」
かっぱ「(笑)」
カメ「なんだよこれ。しかもこれだけ入って500円(税込)、安すぎない?」
かっぱ「そうそれ。他の人に差し入れたものよりも安いっていうね」
カメ「ふざけるなよ(笑)」
かっぱ「お使いください」
カメ「これどうやって隠そうかなって。そこを今必死に考えているところなんですけど」
かっぱ「(笑)」
カメ「やっぱ17歳JKだから親に怒られちゃう。早すぎるって」
かっぱ「はい」
カメ「はい、そういうところで(笑)『針の音楽団』は単発企画なのでこれで解散という形なんですけれども。白鷺ゆっきー氏の同人サークル『針の音楽』は吹奏楽アレンジ等を発信しているのでそちらもどうぞ。と言いつつかめかっぱもよろしくお願いします」
かっぱ「して、本日の話題は」
カメ「今回は、新譜情報から離れて。いつもの曲作りについて話そうかと思っております」
かっぱ「ほう、曲作り。今真っ最中な感じですね」
カメ「真っ最中な感じですね。普段の曲作り、気になっている方もいらっしゃるんじゃないかな。二人でもまた作り方違ってくるんで。かめかっぱチャンネルの中でも少し触れてたりすると思うんですけど改めてそういうお話をしていきたいなと思います」
かっぱ「はい」
カメ「ということで、まずはかっぱから。どんな感じで曲作るのか聞いてみたいなぁ」
かっぱ「どういう曲作りかによるけど」
カメ「そうだね。二人とも同じ方向性を話したほうがいいと思うし、ボーカルの曲にしようか」
かっぱ「ボーカルの曲に関しては。関さなくてもストーリーがあるような曲に関しては。まず最初に曲の物語を決めちゃいます」
カメ「なるほど」
かっぱ「例えばM.M.M.の秘封であったりとか、この間のフランの曲とかは割と最初に物語が出来ていたパターンだね。で、どんな感じかとか関係するワードとかを紙にひたすら書き起こして。それとは別にまず原曲を楽譜に起こします」
カメ「ほう、原曲の方を」
かっぱ「そう原曲の方を。どういう形の音があるのかを見た上で、それを一回分解して」
カメ「視覚化して見て、それを分解するんだね」
かっぱ「そうそう、分解して。そのあとは打ち込みかな。打ち込みっていっても、最近某Sibeliusを導入したので全部楽譜に起こす感じになっているけど」
カメ「最近までは?」
かっぱ「Cubaseで入れてたね。基本的には思い浮かんだフレーズとかを五線譜にメモしておいて、それをいい感じに繋ぎ合わせたりとか。それでMIDIであるとか譜面に書き込んでいく形で曲が出来ていきます。こんな感じ?」
カメ「おー、案外しっかりした感じ」
かっぱ「でも、ストーリーとかない曲とかだと最初から原曲どうするかなってなるけどね」
カメ「なるほど、なるほど。いや、まず楽譜に書き起こすっていうのが大変そうに感じますね。僕なんかは」
かっぱ「耳コピでとりあえずメロディだけどういう風なリズムでどの音を使っているのかって一度見てみて。それをひっくり返したりとか、リズムに差をつけてみたりとかっていう風に遊びながら編曲しています」
カメ「なるへそ。じゃあ続いて僕の方ですかね」
かっぱ「そちらは一体どんな感じなんでしょうか」
カメ「同じくボーカルの曲でいきますと。まずは、ボーカルに限らず、どんな曲が書きたいのかを考えます。このジャンルの曲書きたいなって感じに」
かっぱ「ジャンルが先に来るんだ」
カメ「その中で原曲をこのジャンルにどういう風に落とし込もうかなって考えます。そのあと、それに沿って大体の曲の完成図を頭の中で作る感じです」
かっぱ「最初っから一通り出来る訳?」
カメ「そうだね、頭の中で流れている感じ。それで実際にメロディを書き起こしてみようかなって、キーボードを使って打ち込みで落としていきます。そもそもメロディ楽器を吹いていることもあって。やっぱりメロディが一番最初に出てくるかな」
かっぱ「ふーむ」
カメ「そこで大抵何か違うってなって五回くらいやり直して。一から組み立て直すこともあれば、ちょっと直したりで済むこともあるんだけど。そこらへんは毎回違うかな。自分の納得できるものを作っていって、そうこうしている内にメロディが出来上がります」
かっぱ「ほう」
カメ「そんなことをしている間にストーリーが頭の中で固まる感じかな」
かっぱ「ストーリー後なんだ」
カメ「割と」
かっぱ「歌付きとかでも?」
カメ「うーん、後かな。まずテーマやらジャンルやらが先に来て。それと原曲を混ぜている間に、きっとこういう感じなんだなって」
かっぱ「でも、最初から歌えるなら作業早そう」
カメ「と、思うじゃん?実際に頭の中で考えていることを、音出してやってみると全然印象が変わってきちゃって。そのギャップを埋めるのに時間がかかるかな、いつも。だから何回も書き直すんだけど」
かっぱ「全然違うな。こっちは書いている内にどんどんわからなくなっていくから」
カメ「まあでも、書いている内に分からなくなるのと、弾いている内に分からなくなるのの差だけどな。結局どっちも時間かかる」
かっぱ「書いててこれいつ終わるんだろうってなる(笑)」
カメ「メロディが一通り終わったら、まずコード付けするかな」
かっぱ「おー、理論派」
カメ「理論派なのか?」
かっぱ「わからない(笑)」
カメ「まあ、そうじゃないと内声の動きが考えられないから。俺の場合」
かっぱ「ほう」
カメ「それでコード一通りつけ終わって。リズム楽器、ハーモニーと動きを付けていく感じかな。最後の最後に電車の中で歌詞を書きます(笑)」
かっぱ「電車の中で(笑)」
カメ「通勤時間を一秒たりとも無駄にできない」
かっぱ「じゃあ歌詞が後に出来ているの?」
カメ「一番最後だよ?歌詞が後じゃないと作れないかな。良く、歌詞を書いた後、メロディを書くとかコードを付けた後メロディを書くとかあるけど僕はやっぱりメロディが最初の場合が多い。ほとんどかな」
かっぱ「全然違うね」
カメ「ね、全然違うね」
かっぱ「こっちは内声も一緒にやっちゃうからな」
カメ「同時並行だと頭がこんがらがっちゃってさ。交通整理しながらじゃないと難しいわ」
かっぱ「しかもコードとかわからないから、全部感覚だしな」
カメ「素晴らしい。俺もコードよくわからないから、最初はそれっぽい和音を弾いていくだけだよ」
かっぱ「全部それだよ」
カメ「ちょっと動きを加えたいところに理論を使う感じ」
かっぱ「それっぽく歪ませたり…」
カメ「でも、それ全部探るの時間かからない?」
かっぱ「いや、理論考える方が頭使うから分からないっすわ」
カメ「俺も別に使えてないけど(笑)…では、そろそろお時間ですかね」
かっぱ「早いね」
カメ「ちょっと前座が長かったかも。前座だけで一回分使えた?」
かっぱ「(笑)」
カメ「次回、二週間後になると思うんですけど。そろそろ紅楼夢が怪しくなってくるんで、何かしらの進捗は伝えられると思います」
かっぱ「はい」
カメ「大阪楽しみですね」
かっぱ「大阪楽しみだな。何食べようかな」
カメ「では、今回この辺で。いつもより声のトーンが落ちてる気がするんですけど」
かっぱ「そうね。大丈夫、文面だとわからない。明るめにいこう。星とか付けて」
カメ「星とかつけるわ」
かっぱ「そんな感じで(笑)」
カメ「じゃあね☆」
かっぱ「じゃあね☆」
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